2019年08月15日
ちょっと、昔話

およそ二昔前の倉崎。
我が家は、まだ10坪だった。

お盆の中日に断捨離をしている。
昔の写真が続々出てきて、作業が止まる。
懐かしさに、ひとり思い出にふける。
そのころ、文学青年だったというオジサンが一冊の本を紹介してくれた。
「菜根譚」
その中に「他人への思いやりとは」という一節があって
人の小過を責めず、
人の陰私(いんし)を発(あば)かず、
人の旧悪を念(おも)わず。
三者、以て徳を養うべく、
また以て害に遠ざかるべし。
ワタクシには難しい文章だけど、ちゃんと中国文学者
守屋洋先生が解説してある。
小さな過失は咎めない
隠し事は暴かない
古傷は忘れてやる
一昨日の迎え盆で、ご先祖様を迎えてきた友人の家で、
「死後の世界」を見てきた人の話になって、
その人が語るには
「本当に川が流れていた。あちら岸には花が咲き乱れていた。本当よっ。
あんなに綺麗な世界なら、もう死ぬことは怖くないよ」
ねえ、ワタクシもそのような場所にいけるのかしら・・・
地獄っていうのもあるけど、そこまで極悪非道なことはしてないよね、私たち。
どうしたらその場所に導かれるのかしら・・・
この世で、徳を積むことよ。 → という結論に至ったのです。
きょうは、送り盆。
早めに、ワサビのお散歩しなきゃ。
待ってる姿が、こんなです。

Posted by 里井 つとよ at 09:53
│日常